本記事では,IT業で外国人を雇用する際に必要な在留資格(ビザ)について解説します。
目次
IT業で取得できる可能性がある在留資格(ビザ)
技術・人文知識・国際業務
IT業で取得可能性のある主なビザは「技術・人文知識・国際業務」です。 IT業で就労する場合,業務としては大きく分けるとソフトウェア等の開発業務,システム構築業務,そして総務・経理・法務等の事務業務が考えられると思います。
この 技術・人文知識・国際業務 ビザの業務の範囲は,「自然科学の分野に属する技術又は知識を必要とする業務に主として従事する活動,人文科学の分野に属する技術または知識を必要とする業務に主として従事する活動,外国の文化に基盤を有する思考又は感受性を必要とする業務に主として従事する活動」です。
簡単に言い換えると大学で学ぶレベル以上の理系の知識を使う業務,文系の知識を使う業務,その外国人の方の母国の文化や思考を必要とする業務です。
ソフトウェア等の開発・システム構築業務
ソフトウェア等の開発・システム構築業務で 「技術・人文知識・国際業務」 ビザの取得を考える場合,このビザの取得を考えている外国人の方が大学等で ソフトウェア等の開発・システム構築業務 に関連がある科目を取得している必要があります。
総務・人事・経理・法務・通訳翻訳・営業
総務・人事・経理・法務等の業務に就く場合は,大学等で経済学部,経営学部,法学部等の業務で関連する学部や学科,科目を修了している必要があります。
外国人の雇用・転職に関する就労ビザのご相談
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