生活保護を受けている時、医療費は無料になるの？医療扶助について解説

日本国民は通常、国民健康保険または社会保険のいずれかに加入する義務がありますが、生活保護を受けると、国民健康保険料の支払いが免除されます。結果として、国民健康保険の資格を失うことになるのですが生活保護の医療扶助により生活保護受給者の医療費が無料になります。

この記事では、生活保護受給者のための医療費支援制度である”医療扶助”について詳しく説明しています。病気やケガによる医療費に悩んでいる方にとって、参考になる情報を提供したく思います。

生活保護の医療扶助とは

　生活保護の種類は、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助及び葬祭扶助の8種類あります。その中で医療扶助は、受給者の医療費をカバーするための扶助であり、医療扶助が適用されると、受給者は医療費を無料で受けることができます。

医療扶助の適用は指定医療機関のみ

生活保護受給者の医療費が無料になるためには、自治体から発行される医療券を利用する必要があります。注意すべき点ですが、すべての医療機関でこの医療券が利用できるわけではありません。自治体が指定した医療機関でのみ医療券を利用することができます。

指定医療機関の一覧は自治体のウェブサイトで確認できるはずですが、もしその情報が分からない場合や疑問がある場合は、担当のケースワーカーに症状等を伝えることで、どの病院を利用すべきかについての指示を受けることができるでしょう。

現金が支給される訳ではない

医療扶助で注意すべき点は、現金が給付される訳ではないことです。先ほど出てきた言葉、「医療券」が発行されます。この医療券を利用することにより、医療費が無料になる仕組みです。

生活保護の受給額がいくらになるか知りたい

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